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インターラクティブ・メトロノーム(IM)

インターラクティブ・メトロノーム(IM)の考案者であるジム・キャシリーは、ウェスタン・ミシガン大学で児童心理学と行動心理学を学びました。

大学卒業後、ミキシングの経験を生かして、バンドマネージャーやサウンドエンジニアリング、レコーディングの仕事を始めたジムは、ボブ・シーガー、ジャニス・ジョプリンといった数々の著名なアーティストやリズム&ブルースバンドのマネージメントやアルバム作りを手がけました。

仕事を続ける中で彼は、タイミングやリズムの捉え方に苦労するバンドメンバーがいることに気がつきました。ジムがIMのプロトタイプ制作を始めたそもそもの目的は、バンドメンバーにタイミングやリズム感をつかむコツを上達させることだったのです。驚いたことに、IMを使ったトレーニングを受けることで、集中力、協調、音学や学習能力といった分野での予期せぬ恩恵が出始めたのです。

同時に、ジムはある友人から「私の息子の交通事故による運動障害をIMによって改善してもらえないだろうか」という依頼を受けました。さっそく試してみたところ、IMトレーニングを受けた友人の息子に、運動制御や協調運動に改善が見られました。結果的に、タイミング、リズム、注意における障害を神経系統から改善するという全く新しい理解や応用の道が開かれたのです。

研究は、適切なタイミング、リズム、そして運動計画、順序立ての分野から開始されました。最初の臨床研究が1994年に始まると、リハビリやその他の領域の専門家たちが、あらゆる発達性・後天性神経疾患の患者たちにIMを適用し始めました。

ジムはインターラクティブ・メトロノーム(IM)を、自分にとって最も重要な発明として位置付けています。彼の最大の喜びとは、IMを個人的に身体に障害を持つ子供たちのケアに利用することです。今日、IMは、全米はもとより、日本を含む世界各国の何千にも及ぶ診療所、学校、病院、大学で利用されています。この飛躍的な技術が、世界中の何万人もの大人や子供の生活の改善に役立っているのです。